森から布を作る●募集●山形仙台2019

2019.05.01

何千年もの間、職人や作家でもない普通の人びとが、身の回りにあるものから布を作っていました。その知恵や技術を、私たちはいとも簡単に捨て去ってしまいましたが、本当にそれで良かったのでしょうか?
社会のなかでしか生きられない、動物としてあまりにひ弱な存在に成り果てた私たち。でももし、森から布を作れたら・・・?
森に入って木や草を採集するところから始まり、繊維を取り出し糸を作り、スピンドルや機など必要な道具も作り、そして布を織り上げます。
この企画は、自然の中で私たちが布を作れることを確認するフィールドワークです。

森から始まるワークショップ2019●森から布を作る(全三回)

第一回:森から素材を採集する
集合解散:JR左沢駅(山形県大江町)
会場:ATERA
7/13土●11:00-17:00
採集 = 山に入って、葛などの繊維素材、機やスピンドル、染めの材料となる胡桃の木、胡桃皮などを採集。
※昼食:山形のハンバーグ・ノカタチ食堂

7/14日●9:00-16:00
製繊 = 葛の繊維を取る行程を実習、青苧の畑の見学と学習。
※昼食:地元の方々が作っている郷土料理(予定)

第二回:採集した植物でスピンドルと糸を作る
集合解散・会場:YUIKOUBOU(宮城県仙台市)
8/31土●10:30-17:00
糸作り = スピンドルを作る。青苧や葛で糸を作る。いろいろな糸を紡いでみる

※希望者のみ:9/1日●「麻と正藍冷染め」見学

第三回:採集した植物で機を作り、布を織る
集合会場:YUIKOUBOU(宮城県仙台市)
9/28土●11:00-17:00
機作り = 後帯機を作る。経糸を張り、ソウコウを作る。

9/29日●9:00-16:00
織り = 後帯機でお守りか後帯機のバックベルトを織る。経糸の始末などをして仕上げる。

オプション:麻と正藍冷染め
集合:現地集合が基本ですが、行きにくい場所なのでご相談ください。
9/1日●1:00-16:00(予)
麻と正藍冷染め = 人間国宝にも選ばれた千葉綾乃さんの仕事を引き継ぐ、千葉家を訪ねます。麻や藍の栽培から始め、すくも作り、正藍冷染めまですべての工程のお話しを聞きます。

参加費
全三回|¥42,000(保険料材料費込)
第一回(採集と製繊のみ)|¥21,000(保険料材料費込)
第二回(糸作りのみ)|¥10,500(材料費込)
第三回(機作りと織りのみ)|¥20,500(材料費込)
+麻と正藍冷染め見学|¥3,500(保険料込)

問合・申込
YUIKOUBOU
*メール・Fbでお申込みの場合、件名「森から布を作る」とし、①名前(ふりがな)・②年齢・③メールアドレス・④電話番号・⑤現地においての移動手段(自家用車/レンタカー)⑥参加日程を上記アドレスへお送りください。

注意
※会場までの交通や宿の手配は各自で行なってください。当日の移動は各自で行なうのが基本となっています。(実費負担あり)
※移動手段の無い方はご相談ください。
※昼食は実費をいただきます。予定に明記していない部分はご持参、もしくはご相談ください。
※その他、つたない運営で手が行き届いていないところがあるかもしれません。何かあればご相談下さい。

基本情報
森から始まるワークショップ2019●森から布を作る
第一回●森から素材を採集する
日時|2019年7/13土(11:00-17:00)7/14日(9:00-16:00)
集合解散|JR左沢駅(山形県大江町)
会場|大江町まちなか交流館ATERA(990-1101山形県西村山郡大江町左沢435)
第二回●採集した植物でスピンドルと糸を作る
日時|8/31土(10:30-17:00)
集合解散|YUIKOUBOU(981-0912宮城県仙台市青葉区堤町3-4-16)
第三回●採集した植物で機を作り、布を織る
日時|9/28土(11:00-17:00)9/29日(9:00-16:00)
集合解散|YUIKOUBOU(981-0912宮城県仙台市青葉区堤町3-4-16)
主催:YUIKOUBOU・台所草木染め結工房
協力:大江町まちなか交流館ATERA、蚕蔟の会、
デザイン:吉田勝信
テキスト:吉田信子

お知らせ:繭から始まるワークショップ
繭を煮て、草木で染め、糸をつむぎ、マフラーを織るWSです。
仙台では7月から、東京では2019年11月から開催する予定です。
募集が始まりましたらホームページに載せますので、どうぞご覧ください。